オフロードバイクの特徴や代表車種とは?

悪路に適したバイク

オフロードバイクはモタードとも呼ばれており、不整地や悪路を走るのに適しています。
車体は軽く作られており、悪路でバイクが暴れるのを抑えやすくしています。
またバイクの中でも一番ハンドルが曲がり、これもバイクを扱いやすくしています。
さらには、サスペンションのストロークは長く、衝撃を吸収しやすい構造となっており、まさしく悪路を走るためのバイクと言えます。
ただし速く走るのは苦手なので、ツーリングなどには向きません。

オフロードバイクの中でも、さらにジャンルは分かれています。
悪路を走ることを前提に、公道を走るバイクをベースに作っています。
オフロードバイクですが、多くは公道を走ることも可能で、オフロード以外でもそれなりに使えます。
オフロードと呼ばれるジャンルは、完全に悪路を走ることを前提に作られており、公道を走れます。
モタードとなると、さらに公道を走るのに適したセッティングをしているバイクです。

そして、エンデューロやモトクロッサーというジャンルは、公道を走ることはできず、競技用であり、レースコースしか走れません。
そのレースコースも山道や断崖絶壁を、無理に道を作ったようなコースで、サーキットコースとは違います。
このカテゴリのバイクが悪路を走るには、一番性能が良いです。
ただし公道を走るとなると、これ以外のカテゴリのバイクを購入することになります。

DT-1/D-TRACKER/TZ250

・ヤマハ DT-1

オフロードバイクの元祖と言うと、DT-1があります。
発売は1968年となっており、この時代はまだオフロードというカテゴリは曖昧であり、公道を走るバイクと区別のない部分もありました。
そんな時代に、長いフロントフォーク、ブロックタイヤなどを備えており、まさしく今のオフロードバイクと見た目はまったく変わりありません。
元々アメリカの依頼で作ったバイクですが、日本でもヒットしました。
これによってオフロードバイクというカテゴリが確立されます。

・カワサキ D-TRACKER

オフロードバイクの人気が少し落ち着いた1998年に登場します。
これまでのオフロードバイクとは違い、タイヤは公道用を備えており、新しくモタードというカテゴリを作り出します。
このカテゴリはヨーロッパが発端ですが、D-TRACKERの登場によって、各社モタードを発売し、モタードブームがやってきます。

・ヤマハ TZ250

こちらはモトクロッサーとなっており、ヤマハの開発したモノクロスサスペンションが初めて採用されたバイクです。
このサスペンションの性能は画期的で、悪路の凹凸を一気に走り抜けられる程となっており、安定性が抜群でした。
そして今の一本サスの原点ともなったサスペンションです。