山岳ワインディングロード高野龍神スカイライン

山岳ワインディングを楽しめる

高野龍神スカイラインは関西ライダーに人気のある大定番ルートで、もともと有料ロードとして作られている所でした。
しかし、1980年から供用が開始され、観光道路として使用されていましたが、現在は無料化されており、高野山と龍神温泉をつなぐ重要なルートとなっています。
そして観光地と日本仏教の聖地として知られている有名な金剛峯寺を支えており、紀伊半島縦断ルートとして欠かすことが出来ない存在となっているのです。
また世界遺産として知られている熊野古道の中でも象徴的ルートとして中辺路にも続いています。

高野龍神スカイラインを全体的に見てみると護摩壇山をもとに標高1300m前後の山稜にそって延びている山岳トラバースロードとなっており、特徴として挙げたいのは道路の形状になります。
中低速エリア、ヘアピンや複合コーナーといったテクニカルな運転を必要とする箇所が多数点在しており、運転の腕に自信がある人にとっては走りがいのあるロードとなっているのです。
総延は42.7kmあり、走る距離に関しても満足できるうえに、途中に道の駅や展望台など立ち寄りが出来る場所が多数点在しているので、運転も旅行も楽しめるというおすすめしたい場所となっています。

特徴を把握して走ることが大事

高野龍神スカイラインは標高が高く、道路形状も様々で満足できるが、展望に関しては高い樹木の影響もありあまり楽しめない点があります。
走っている最中に場所によっては視界が開けてきますが、局所的な楽しみ方しかできないという状況なので、走っている最中に自分だけの絶景スポットを作ると楽しめるでしょう。

スカイラインルートから1本外れると国内で屈指の酷道や険道が多数点在しているので、秘境を求めてツーリングを楽しんでいる人にとって探索しがいのある場所です。
そして穴場スポットも多数点在するので、まだほかのライダーが見つけていない秘密の場所が見つかる可能性があることも楽しみの1つでしょう。

しかし冬場に関しては積雪が少なく、標高も高く道路の冠雪や凍結も珍しくないので、走る際は万全の対策が必要です。
早朝は特に道路が凍結する頻度が高くなるので、冬から春に変わる境目は特に注意が必要でしょう。

締めは夕日と料理

ツーリングしているとお腹もすいてきますが、時間も過ぎていきます。
そこでお腹がすいた場合は、あまご飯や猪丼といった紀伊山中のグルメを味わってみると良いでしょう。
特にツーリングしていると、がっつりした食事をしたいと思っている人にとって、丼ものはお腹を満たしてくれるために欠かせない料理となっています。

そして夕方になるとルート上から素晴らしい夕日を眺めることが出来るので、ツーリングを楽しんで、食事を頼んで、最後に夕日を楽しむとより思い出に残りやすいでしょう。
特に高野龍神スカイラインの夕日は和歌山県朝日夕陽百選に選定されたポイントでもあり、おすすめの観光スポットです。