スロットルロッカー

throttle

女性ライダーを悩ませる運転中の握力問題

バイクに乗る女性が増えつつあるとはいえ、実際にはまだまだ男性ライダーの方が圧倒的に多いのが現状です。

これからバイクに乗りたいと思う女性ライダーにとって大きな悩みとなるのがバイクを操作するときに必要になる腕力全般です。

バイクは基本的に体格がよく力もある男性の身体能力を基準に作られているものなので、女性や小柄な男性が乗ろうというときにはどうしてもどこかに体力的なムリが生じてしまうこともよくあります。

特に大型バイクになると顕著になり、またがった時の足着きにはじまり操作のときの車体の動かし方など一つ一つに大きな負担を感じるようになったりします。

足着きや押し引きといったものは慣れたり力の入れ方を工夫することである程度補うことができるのですが、慣れだけではどうしても補うことができないのが運転中のアクセルグリップです。

バイクを運転するときには足元でギアチェンジをしながら手元でアクセルを開き、エンジンを回転させることで走行をします。

高速道路で速い速度の運転をするときにはずっとこのアクセルを開きっぱなしにしていかないといけないわけで、常に握力を維持していなければいけません。

一般ライダーよりもさらに女性割合が低いのがモータースポーツとしての職業ライダーですが、これはまさにこのような長時間の握力の維持が女性の筋力では難しいということが関係しています。

長距離ツーリングを快適にしてくれる便利アイテム

そこで女性ライダーをはじめ握力を維持するのが大変と感じる人におすすめしたいのが「スロットルロッカー」です。

「スロットルロッカー」とはアクセルスロットのある方のグリップに取り付けることができる小さな板が出っ張った部品です。

取り付けるとちょうどグリップを握った時に手首が板の上に置かれるようになるため、握力に頼らなくても腕の角度でスロットルを開いたりゆるめたりすることができるようになります。

部品はバイク専門店はもちろんのこと、ホームセンターにも「イレクタープラスチックジョイント」という名称で継ぎ手の一つとして販売されているので簡単に手に入れることができます。

DIYや自分で機器のメンテナンスをするのが苦手という人であってもこのスロットルロッカーは簡単に取り付けをすることができ、逆に売却時などいらなくなったときにはすぐに外すことができます。

素材がプラスチックということもあって価格も非常に安く、ものによっては100円以下で買えてしまいます。

つけてみることでびっくりするくらいに手や手首の負担が少なくなるので、長距離ツーリングがつらいと感じる人はぜひ試してみてください。

道具に頼るのは運転が下手であることではない

スロットルロッカーはもともとバイク用品の正規品として開発されたものではなく、別用としてあった継ぎ手をアイディアで使いまわしたものです。

しかし現在ではかなりのライダー共通の悩みを解消できるものとしてバイク用品としても取り扱うお店が増えたり、より取り付けしやすいタイプが登場したりと認知が広くなってきています。

ベテランライダーさんに言わせるとそうした道具に頼るのはバイクのテクニックが備わっていない下手くそだからということになるかもしれません。

実際そういったことをスロットルロッカーをつけている人に面と向かって言う人もいます。

ですがバイクの性能はみな同じとしてもそれに乗る人の体力や乗り方は全く異なりますし、快適さを追求するために道具を使うことを否定したらそもそも何も便利グッズは使えなくなってしまいます。

案外使ってみたらびっくりするくらい楽になったという人もいるくらいなので、気軽に導入してみてはどうでしょうか。